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アメトーーク!本屋で読書芸人2017秋 今年読んだ好きな本

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昨夜放送の『アメトーーク!」は秋恒例となった「本屋で読書芸人」。

ちなみに過去の読書芸人についての記事はコチラ↓

アメトーーク!読書芸人のオススメ本
18日放送の『アメトーーク!』は読書芸人第2弾。 読書芸人のオススメ本 読書芸人の又吉直樹さん、光浦靖子さん、若林正恭さ...
アメトーーク!読書芸人がオススメする今年の5冊!!
昨夜放送の『アメトーーク!』は読書芸人第3弾『本屋で読書芸人』。 第2弾に引き続き出演の又吉直樹さん、光浦靖子さん、若林正恭さ...

読書芸人が今年読んだ好きな本

番組ではこれまで読書芸人の「オススメ本」として紹介していたのだけれど、これについて光浦さんから「好きな本」を出しているのに「オススメ本」に変えられてしまうのはよろしくないと物言いがついたため、今回はオススメ本ではなく、今年読んだ「好きな本」として紹介されました。

確かに「好きな本」と「オススメ本」は違いますよね。

東野幸治さんの今年読んだお気に入りの本

読書芸人初参戦の東野幸治さん。実は、インスタに読んだ本をちょくちょくあげているのだとか。

そんな東野さんの今年読んだ好きな本は以下の9冊。

『蜂蜜と遠雷』
恩田陸 幻冬舎

『R帝国』
中村文則 中央公論新社

『ホワイトラビット』
伊坂幸太郎 新潮社

『ルビンの壺が割れた』
宿野かほる 新潮社

『ボクたちはみんな大人になれなかった』
燃え殻 新潮社

『明るい夜に出かけて』
佐藤多佳子 新潮社

『1984年のUWF』
柳澤健 文藝春秋

『紀州のドン・ファン 美女4000人に30億円を貢いだ男』
野崎幸助 講談社+α文庫

『全裸監督 村西とおる伝』
本橋信宏 太田出版

恩田陸さんの『蜂蜜と遠雷』は文庫化されたら読みたいと思っている小説。

面白そうだと思ったのは、アルコ&ピースのラジオ番組が舞台だという佐藤多佳子さんの『明るい夜に出かけて』。

光浦靖子さんの今年読んだお気に入りの本

『i(アイ)』
西加奈子 ポプラ社

『臣女』
吉村萬壱 徳間文庫

『星の子』
今村夏子 朝日新聞出版

『ピンポン』
パク・ミンギュ 白水社

『東京自叙伝』
奥泉光 集英社文庫

『罪の声』
塩田武士 講談社

光浦さんのお気に入り本で面白そうだと思ったのは、吉村萬壱さんの『臣女』。

夫の浮気を知った妻の体が巨大化していく話だそうで、後半はほとんど糞尿の話なのだけど、これが第22回島清恋愛文学賞を受賞している。光浦さんは、どうやって純愛になっていくのかを読んで欲しいと話していました。

又吉直樹さんの今年読んだお気に入りの本

『ビニール傘』
岸政彦 新潮社

『歩道橋の魔術師』
呉明益 白水社

『成功者K』
羽田圭介 河出書房新社

『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』
若林正恭 KADOKAWA

『R帝国』
中村文則 中央公論新社

『1990年、何もないと思っていた私にハガキがあった』
せきしろ 双葉社

『i(アイ)』
西加奈子 ポプラ社

『しんせかい』
山下澄人 新潮社

『ゆらぐ玉の緒』
古井由吉 新潮社

『神秘大通り』(上)・(下)
ジョン・アーヴィング 新潮社

又吉さんのお気に入り本で読んでみたいと思ったのはオードリー若林さんの『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』。

これまで欠かさず読書芸人に出演してきた若林さんですが、最近は作家としての活動の他にプロレスとゴルフにもハマっていて本を読む時間がないということで今回は出演を辞退されたそうです。残念。

カズレーザーさんの今年読んだお気に入りの本

『応仁の乱 戦国時代を生んだ大乱』
呉座勇一 中央公論新社

『サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福』(上)・(下)
ユヴァル・ノア・ハラリ 河出書房新社

『妻に捧げた1778話』
眉村卓 新潮社

『ムー公式 実践・超日常英会話』
宇佐和通 学研プラス

『スティーブ・ジョブズ』
大谷和利(監修) 上川敦志(まんが) 小学館

カズレーザーさんのお気に入り本で気になったのは、眉村卓さんの『妻に捧げた1778話』。

余命一年を宣告された妻のために毎日一篇の話を書き続け、それが5年続いたのだとか。

奥様が亡くなられた日に書いた最終話を本当に読んで欲しいと言うカズレーザーさん。カズレーザーさんはそれを読んで15年ぶりに泣いたのだとか。

最後だけ読んでみたいと言う光浦さんにカズレーザーさんが最終回のページを見せると、見てすぐに「ダメ、泣ける」と言って涙ぐむ光浦さん。

東野幸治 本屋の歩き方

東野幸治さんの本屋の歩き方を八重洲ブックセンターで紹介。

東野さんはまず売れ筋ランキングをチェック、続いて話題書コーナー、単行本コーナー、新書コーナーをチェックして、色んなジャンルの雑誌をチェック。さらに話題の経済・ビジネス書をチェックとベーシックな歩き方で数多くのジャンルの本を読破するというのが東野流。

読書芸人のジャケ買い

単行本コーナーでジャケ買いするなら?ということで、読書芸人のみなさんが本を選びました。

東野さんが選んだのは、小川哲『ゲームの王国』。

光浦さんは、原田マハ『たゆたえども沈まず』。

又吉さんは、古井由吉『楽天の日々』。

図鑑好きのカズレーザーさんは『世界の原色の鳥図鑑』。

東野さんへのオススメ本

初参加の東野さんが読書芸人のメンバーにオススメ本を聞くことに。

東野さんの希望は、「そこまで分厚くない」、「あんまりファンタジーファンタジーしてない」というもの。

又吉さんのオススメ本

又吉さんがオススメするのは、町田康『ゴランノスポン』。

光浦さんのオススメ本

光浦さんのオススメ本は、桐野夏生『夜の谷を行く』。

カズレーザーさんのオススメ本

カズレーザーさんのオススメ本は、田中芳樹『岳飛伝』。

読書芸人プレゼン大会

プレゼン大会で面白いと思ったのは、カズレーザーさんの「変わったギミックの本」。

筒井康隆さんの『残像に口紅を』。

単行本の後半が袋とじになっていて、封を切らずに出版社に持って来れば返金すると書いてある。

なお、現在は文庫で販売されており、文庫は袋とじにはなっていないそうです。

さらにもう一冊、カズレーザーさんがプレゼンしたのは、泡坂妻夫『生者と死者 酩探偵ヨギガンジーの透視術』。

これは、まず袋とじを開けずに読むと短編小説。

そして、袋とじを開くと、長編ミステリーとして楽しめるというもの。

開封前は「美青年」。

開封後は「美しい」という風に文章も変わる。

これは紙の本ならではの楽しみ方ですね。

来年も読書芸人があるといいなあ。


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