読書傾向の死角
昼ごはんを食べながらBSで2時間サスペンスを観るのが習慣のようになっていたのだけれど、再放送の繰り返しで観たことあるドラマばかりになってしまったので、最近はAmazonプライム・ビデオで『BORDER 警視庁捜査一課殺人 […]
View Article同日発売の『安達としまむら8』と『やがて君になる 佐伯沙弥香について(2)』どっちも一気読み!
夫が朝、出かける前に思い出したように今日は飲み会があるんだったと言った。自分ひとりなら夕食は手抜きが出来るな、とひそかに思った。そして、夜。小ぶりなフライパンに鯖缶と薄くスライスした玉ねぎ、適当にだし汁を投入。ぐつぐつし […]
View Article文筆家・星野源
私は小説と小説を並行して読めないのだけど小説とエッセイ、あるいはエッセイとエッセイなら並行して読める。そんなわけでここ最近はエッセイをいくつか並行して読んでいる。 星野源『そして生活はつづく』(文春文庫)を読んだ。 面白 […]
View Articleダービーを前に『Y先生と競馬』を読む
5月とは思えない夏のような暑さの中で開催された今年の日本ダービー。パドックを周回する馬は汗をかき、その汗が白く泡立っている。テレビを食い入るように観ていると、やがて私の本命馬が映し出された。皐月賞3着のダノンキングリー。 […]
View Article武田泰淳・百合子の夫婦道中記『新・東海道五十三次』
5月に冷房をつけたのは、記憶にある限り初めてのような気がする。しかし、昨日の雨のおかげで今日は5月らしくちょうどよい気温で過ごしやすい。本格的な暑さに対する覚悟がまだできていない。夏が来るのはもう少し先でいい。 &nbs […]
View Articleブックストアで待ちあわせ
昔からWEB本の雑誌の「作家の読書道」を楽しみにしている。それが好きな作家のだとなお嬉しい。今月は江國香織さんだった。嬉しい。江國さんが紹介した本の中で私が読んだことがあるのはクレイグ・ライスの『スイート・ホーム殺人事件 […]
View Article佐藤正午『Y』アルファベットのYの文字みたいに二つに枝分かれした人生
映画『パラレルワールド・ラブストーリー』の予告を見かけて、ふと読み返したくなったのは、原作である東野圭吾の同名小説ではなく、佐藤正午の『Y』(ハルキ文庫)だった。 『Y』を思い出したのは、二つの人生というキ […]
View Article佐藤正午がユニコーンの『服部』を毎朝聴いてから書いた小説
ダイエットのために夕食に米を食べるのをやめていた。そのはずだったのだけど、気付いたら以前と変わらず茶碗によそった炊きたてごはんを頬張っている自分がいた。白いごはんにはおかず、おかずには白いごはん。この最強タッグを引き離す […]
View Articleほむほむのエッセイに絶賛ハマり中
気付けばもう10月が終わろうとしている。どうも秋の気配が感じられない。だからなのか、オフコースの「僕の贈りもの」を聴きたい気分にならない。 前回のブログ更新が6月20日だから、およそ4ヶ月ぶりの更新となる。夏の間はどうも […]
View Articleまだ読んではいないけれど『富士日記を読む』について
穂村弘の『もうおうちへかえりましょう』(小学館文庫)を昨夜お風呂で読み終えてしまった。手元にあるほむほむの本は全て読んでしまった。ちょっと寂しい。でも、まだまだ未読の本がたくさんあるから安心だ。 ポチッとし […]
View Article津村記久子の読書案内『枕元の本棚』
あっという間に12月。私には縁がないが忘年会シーズンに突入した。忘年会スルーすることなく参加している夫。忘年会で美味しい韓国料理屋に行ったから今度行こうと言われ、先日喜んで出かけたら休みだった。すっかり韓国料理を食べる気 […]
View Article『富士日記を読む』を読む
今年は、いや、今年もクリスマスらしいことは特にしなかった。甥っ子や姪っ子は大きくなってクリスマスプレゼントを贈ることもなくなった。何を買ったらいいのか悩む(特に女の子は難しい)ことから解放されてほっとしたような、ちょっと […]
View Article年末に読んだ本のこと『なかなか暮れない夏の夕暮れ』・『三の隣は五号室』
長いと思っていた正月休みがあっという間に終わった。夫の実家からお歳暮のお裾分けをあれも持って行きなさい、これも持って行きなさいと言われるままに頂いて帰った。ハムの詰め合わせはもちろん、自分ではあまり買わないけれど、割と好 […]
View Articleアガサ・クリスティーの『春にして君を離れ』が怖すぎた
夫の実家からお歳暮のお裾分けで箱ごともらった抹茶ゴーフレットを夫婦で毎日1枚ずつ食べているのだけれど、結構な数があって、これがなかなかなくならない。お裾分けでもらったお菓子(カステラは完食した)がなくなるまで新しいお菓子 […]
View Article『ゆるキャン△』9巻を読み、ドラマ第1話を観て、1巻から読み返した結果やはり素晴らしかった
今年の冬は暖かい。これなら風邪をひかないで済むかもしれないと思っていたら、何だか急に朝晩の冷え込みが厳しくなって、喉が少し痛い…。気のせいだと思うことにしたのだが、やっぱりちょっと痛い…。昔はそうじゃなかったと思うのだけ […]
View Article津村記久子の『浮遊霊ブラジル』を読んだらうまいうどんが食べたくなった
昼にオムライス(冷凍チキンライス使用)をもぐもぐ食べながらドラマ『ゆるキャン△』第2話を観た。第1話と同じく第2話も割と細かいところまで原作に忠実に作られていると思った。リンと恵那のLINEのやり取りの中の「くぁwせdr […]
View Article大岡昇平の『成城だより』が面白かったので2巻と3巻も買う
そういえば今夜は飲み会だったなどと夫から急に言われた時は「前もって言ってよね」と一応不満げに言うのだけれど、心の中では夕食を作らなくてもいいんだと小躍りしている。まあ、自分の分は作るのだけど、思いきり手抜きできるのが嬉し […]
View Article堀江敏幸の『戸惑う窓』を読む
芸能人は歯が命(若い人は知らないだろうな)なのではなく、好感度が命。好感度を下げるようなことがあればCM契約なんてあっという間に切られてしまう。いやはや大変だ。しかし私はエッセイを読んで以来、彼女のファンなので彼には同情 […]
View Article古本屋で「ぱっぱっぱっ。」「うんうん。」(穂村弘『整形前夜』)
けらえいこさんの漫画『あたしンち』の新連載が昨年12月から始まったとか。『あたしンち』にハマった時、他の漫画も読んでみたいと思いコミックエッセイ『セキララ結婚生活』(講談社文庫)を読んだのだけど、その中に旦那さんが本屋や […]
View Articleリルケを愛した天文学者の日記『天文台日記』
いま読んでいるのは武田百合子『犬が星見た ロシア旅行』(中公文庫)、チャールズ・ブコウスキー『死をポケットに入れて』(河出文庫)、堀江敏幸『回送電車』(中公文庫)。日記とエッセイ。その時の気分でどれかを手にとって読んでい […]
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